02.17Tue/火

LOCARI(ロカリ)

帰省するときに持っていくべき、たった一つのもの。空間づくりのプロが教えます

両親と生活時間帯が違う。会話が続かず居心地が悪いーー。久しぶりの帰省では、生活様式の違いがストレスの原因になります。ほどよい距離を保つことはできるのでしょうか。家族と住まい空間の関係について研究している専門家に聞きました。

実家との関係についてOTEMOTOが実施したアンケートには多くの経験談が集まりました。親や親戚と価値観やコミュニケーションのズレがあるという意見はこの記事にまとめていますが、生活時間やライフスタイルの違いを実感するという声もありました。

120cm、120度の黄金率

河﨑さんはまず「パーソナルスペース」を意識することを提案します。

Adobe Stock / aomas
Adobe Stock / aomas

また、距離だけでなく角度も重要なポイントだそうです。

20畳以上なら「自然に集まる」

出典:積水ハウス住生活研究所「リビングルームアンケート調査(2019年)」
出典:積水ハウス住生活研究所「リビングルームアンケート調査(2019年)」

積水ハウス住生活研究所の調査では、リビングは広いほど家族が自然に集まってくる傾向があることがわかっています。

椅子を置くだけで

河﨑さん自身は、夫の実家に帰省すると義母が一部屋を「完全なる逃げ場」として提供してくれていたそうです。

Adobe Stock / smile
Adobe Stock / smile

リビングに「ひとり空間をつくる」というのは、最近のリフォームやインテリアで人気が高まっているスタイルだそうです。

出典:積水ハウス住生活研究所「リビングルームアンケート調査(2018年)」
出典:積水ハウス住生活研究所「リビングルームアンケート調査(2018年)」

「やっと帰ってくれた」

家族団らんの形は、親世代にとって当たり前だった団らんの形から変わりつつあります。家族だからわかりあえるという前提に立つのではなく、家族だからこそお互いの様式や時間を尊重する必要がある、と河﨑さんは話します。

河﨑由美子(かわさき・ゆみこ) / 積水ハウス株式会社 執行役員 / 住生活研究所長。1987年、積水ハウス入社。高校入学までの12年間を海外で過ごした経験や子育て経験などを生かし、総合住宅研究所でキッズデザイン、ペット共生、収納、食空間など、日々の生活に密着した分野の研究開発全般に携わる。2018年8月から現職。一級建築士。 Akiko Kobayashi / OTEMOTO
河﨑由美子(かわさき・ゆみこ) / 積水ハウス株式会社 執行役員 / 住生活研究所長。1987年、積水ハウス入社。高校入学までの12年間を海外で過ごした経験や子育て経験などを生かし、総合住宅研究所でキッズデザイン、ペット共生、収納、食空間など、日々の生活に密着した分野の研究開発全般に携わる。2018年8月から現職。一級建築士。 Akiko Kobayashi / OTEMOTO

河﨑さんは自らの経験から「掃除と親孝行はこまめに」とも話します。

筆者:小林明子
OTEMOTO創刊編集長 / 元BuzzFeed Japan編集長。新聞、週刊誌の記者を経て、BuzzFeedでダイバーシティやサステナビリティの特集を実施。社会課題とビジネスの接点に関心をもち、2022年4月ハリズリー入社。子育て、教育、ジェンダーを主に取材。