星野リゾートが長門湯本温泉街の再生のため、まちをまるごとリノベーションしてきた10年間の軌跡が一冊の本になりました。魅力的な温泉街であるはずなのに人がいなくなってしまった…。そんな場所の現場での迷いや葛藤まで綴られています。
星野リゾート×長門湯本温泉街の10年間の軌跡が一冊の本に!
旅ジャーナリスト・のかたあきこ氏が紡ぐ10年間の歩み

山口県北部の山間に佇む温泉旅館「界 長門」のある長門湯本温泉街は600年もの歴史がありますが、宿泊客や観光客が減り続け、閑散とした温泉街となっていました。それが、今からおよそ10年前。そこで、2014年から温泉街を再生するための取り組みがスタート!
2016年1月には星野リゾートが「長門湯本温泉マスタープラン」の策定を受託したことで、星野リゾートの温泉旅館「界 長門」が2020年に開業しました。
そんな「長門湯本温泉マスタープラン」が発足してから約10年の軌跡が一冊の本になりました。その名も『温泉街リノベーション ~公民連携&星野リゾートで挑む「オソト天国」長門湯本温泉の10年~』(旅行読売出版社刊)です。プラン発足から密着取材をしていた旅ジャーナリスト・のかたあきこ氏と、実際にまちづくりを星野リゾートとともに行ってきた木村隼斗氏による共著。2025年12月3日に発売されました。
「長門湯本温泉マスタープラン」スタート!

2016年1月に策定した「長門湯本温泉マスタープラン」では、目標を「全国温泉地ランキングTOP10」入りを掲げました。そのために基本方針として定めたのが、全国の温泉地を分析したうえで「自然を生かした魅力的な温泉街を持つ温泉地」を目指すこと。
星野リゾートは、長門湯本の地形や観光資源などを活かしながら、魅力的な温泉街を作るために、「外湯」「食べ歩き」「文化体験」「回遊性」「絵になる場所」「休む佇む空間」という6つの要素を掲げました。そして、この6つの要素を表現し、土地の魅力を最大化できるようなリノベーションを提案しています。
連載「長門湯本温泉と界 長門のあゆみ」 で魅力を深掘り
星野リゾート公式サイト内でチェックできる◎

今回の星野リゾートと長門湯本温泉街の10年間の歩みをまとめた本の著者である、のかたあきこ氏の寄稿で、2022年5月から年12回の連載企画を星野リゾート公式サイト内で行いました。10年間のまちづくりはもちろん、長門湯本温泉街でのそぞろ歩きがより楽しくなる情報が詰まったWEBサイトとなっています。
書籍『温泉街リノベーション ~公民連携&星野リゾートで挑む「オソト天国」長門湯本温泉の10年~』について
人口約3万人の小さな市にある、長門湯本温泉街。老舗旅館の破綻を機に「まちをまるごとリノベーション(再生)する」という前例のない挑戦が、2015年から始まりました。星野リゾートや行政、外部専門家、地域の人たちが立場を超えて力を合わせ「オソト天国」を目指すプロジェクトです。本著は、10年にわたる再生の軌跡を綴っています。現場での迷いや葛藤を含めて描かれた一冊は、観光やまちづくりに関わるすべての人が手に取りたくなるものになっています。
<目次> カラー “旬が連続する”長門湯本温泉 はじめに
▼著者プロフィール:のかたあきこ氏(旅ジャーナリスト)
福岡市出身。筑紫女学園高校、早稲田大学卒業後、旅行読売出版社編集部を経て独立。「町、ひと、温泉、宿」をテーマに全国を旅し、30年にわたり取材と執筆を続けている。テレビ東京「ソロモン流」では「旅の賢人」として紹介。旅美人SPECIAL編集長。温泉ソムリエアンバサダーやサウナ・スパプロフェッショナルをはじめ、銭湯検定、温泉入浴指導員、睡眠健康指導士、福岡検定、日本茶インストラクターなど資格多数。日本エコツーリズム協会会員。長門湯本温泉みらい振興評価委員も務める。著書に『手わざの日本旅〜星野リゾート温泉旅館「界」の楽しみ方』『はじめまして、谷川岳』がある。
木村隼斗氏(長門湯本温泉エリアマネージャー)
福岡県立修猷館高校、東京大学卒業。経済産業省に入省し、原子力被災者支援、自動車産業戦略などを担当。2015年から3年間、地方創生人材支援制度により長門市役所に勤務、経済観光部長を務める。霞が関と人口約3万人の市役所、双方での13年半の公務員経験を経て退職。2020年4月、地域の未来にコミットする「長門湯本温泉まち株式会社」のエリアマネージャーに着任。公民連携・地方創生を通じて、地域が前向きなチャレンジの場として次世代へとつながっていくよう、日々取り組んでいる。ふるさと名品オブ・ザ・イヤー「地方創生担当大臣賞」など受賞多数。
書籍概要
■ 著書名:温泉街リノベーション ~公民連携&星野リゾートで挑む「オソト天国」長門湯本温泉の10年~ ■ 著者:のかたあきこ・木村隼斗 ■ 出版社:旅行読売出版社 ■ 発売日:2025年12月3日 ■ 価格:2,200円(税込) ■ ページ数:240ページ
界 長門(山口県・長門湯本温泉)

2020年3月12日に山口県・長門湯本温泉に開業。江戸時代には藩主も湯治に訪れたとされている温泉地です。本陣として使われた御茶屋敷をテーマにしたしつらえや、藩士たちにも愛された赤間硯の体験などから武家文化を感じることができます。

また、魅力的な温泉街の一部になることを目指し、界ブランドで初めて宿泊者以外の方も利用できる「あけぼのカフェ」を併設。“温泉街そぞろ歩き”を楽しめるコンテンツのひとつです。カフェでは、山口県らしさを感じられる“ゆずきち”や“夏みかん”のジャムを使ったどらやきを購入できます。甘さのなかにほのかな酸味を感じる味わいのどらやきとともに、いざ、温泉街のそぞろ歩きへGO!
■ 所在地:〒759-4103 山口県長門市深川湯本2229-1 ■ 電話:050-3134-8092(界予約センター) ■ 客室数:40室 ■ 料金:1泊32,000円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、食事付) ■ アクセス:JR新山口駅から車で約60分、宇部空港から車で約70分
「界」って?どんな施設?

「界」は星野リゾートが全国に23施設を展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。
2026年には「界 草津」(群馬県・草津温泉)、「界 宮島」(広島県・宮島口温泉)、「界 蔵王」(山形県・蔵王温泉)の3施設の開業、「界 松本」(長野県・浅間温泉)のリニューアルオープンを予定しています。