眠れなくてお悩みではありませんか?
オーダーメイド漢方YOJO薬剤師の道川佳苗です。暖かくなってきて、「寝付きが悪い」「夜中に何度も目が覚めてしまう」など眠りについてのお悩みはありませんか?
実は春は不眠が起こりやすい季節なんですよ。質の良い睡眠は健康に過ごすためにも重要なことです。今回はぐっすり眠るためのポイントと漢方薬をご紹介します。
春に不眠が起こりやすいのはなぜ?
環境の変化によるストレス

4月は進学や就職などで新しい環境で過ごすことが増えたのではないでしょうか?慣れない状況では、ストレスが溜まりやすく心配事や不安なことを考えてしまい寝付けないことにつながります。
寒暖差による自律神経の乱れ

春は朝晩の気温差が大きく、体には負担になっています。この寒暖差のストレスにより、体の機能を調整している自律神経のバランスが乱れ、イライラや不眠などの不調を引き起こしすくなります。
陽気が高まることによる不眠
漢方の考えでは、自然界の影響を人間の体も受けていると考えます。

春は暖かく、「陽気」が増えるため、人間の体にも陽気が溜まりやすくなります。軽い運動などで陽気を発散しないと熱が溜まり、気持ちが落ち着かない、口が渇くなどの不調が出やすくなり不眠の症状にもつながります。
ぐっすり眠るためのポイント
体内時計をリセットする
まずは、朝起きたらしっかりと朝日を浴びましょう。光によって脳の体内時計をリセットする効果があります。さらに、朝食を摂ることも体内時計のリセットに働きます。
寝る前のリラックス習慣
寝る2時間くらい前に40℃くらいのぬるめのお風呂にゆっくりと浸かるようにしましょう。寝る頃には体温が下がり寝付きやすくなります。

お風呂上がりには、ホットミルクやハーブティーなどを飲むと心が落ち着きます。また、体をほぐす程度のストレッチをするのも、体の緊張とともに心もゆるみ質の良い睡眠につながります。
香りを取り入れる

入浴剤やアロマオイルなどで、リラックスする香りを取り入れるのも効果的です。ストレスを感じる時におすすめの香りは、ラベンダー、オレンジスイート、カモミールなどです。
不眠の原因タイプ別おすすめ漢方薬
イライラして眠れないタイプ

体力がない人で、怒りっぽい、イライラする、興奮しやすく眠れないようなタイプの人には抑肝散(よくかんさん)という漢方薬が向いています。さらに胃腸が弱く胃もたれを起こしやすい人には、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)という漢方薬が用いられることがあります。
疲れているのに眠れないタイプ

眠りが浅く夢を見ることが多い、熟睡感がなく、心身ともに疲れているのに眠れない人には、酸棗仁湯(さんそうにんとう)という漢方薬が用いられます。神経の高ぶりを鎮めて、熟睡できるように働きかけてくれます。
不安感が強くて眠れないタイプ

不安感が強い、気分が落ち込むなどの症状があって眠れない人には、帰脾湯(きひとう)という漢方薬が用いられます。不眠の症状以外にも、貧血や息切れ、動悸などの症状がある人に適しています。
睡眠薬に頼らず漢方も選択肢に
不眠に対しては睡眠薬が処方されることが多いですが、起床後にふらつきや眠気が残るなどの副作用が出ることがあります。

一方、漢方薬であればこのような副作用の心配はありません。漢方薬では、不眠の原因を探り、全身の働きを整えて不眠が起こらない状態へ導きます。自分に合った漢方薬やタイプを詳しく知りたい人は、ぜひ一度漢方薬局やオンライン薬局などで相談してみてくださいね。